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【哲学書入門】『武器になる哲学』哲学を身につけて、人生を生き抜こう

どうもこんにちは。 サル君です。 (@sarukun_blog)

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今回は、『武器になる哲学』がめちゃめちゃ面白かったので、その紹介をしつつ、自分の中の理解を深めていこうと思います。

 

私自身も哲学は苦手ジャンルでして、過去に読んだのは『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』くらいなんですが、本書は哲学書をあまり読んだことがない人にこそオススメの1でした。

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武器になる、とタイトルにあるだけあって、よくあるような、実生活とは全く関係のないところで行われているような小難しい議論などは一切ありません。

 

全て私たちの身近な生活環境や悩みなどに関連して紹介されています。

ということで、早速ですが『武器になる哲学』の紹介をしていきます。

『武器になる哲学』のの簡単な内容やあらすじ紹介

哲学というと「実世界では使えない教養」と捉えられてきたが、それは誤解。実際は、ビジネスパーソンが「クリティカルシンキング」つまり現状のシステムへの批判精神を持つために、重要な示唆をくれる学問である。

本書では、“無知の知”“ロゴス・エトス・パトス”“悪の陳腐さ”“反脆弱性”など50のコンセプトを、ビジネスパーソン向けの新しい視点で解説。現役で活躍する経営コンサルだから書けた「哲学の使い方」がわかる1冊。

Amazonより引用

簡単にいうと、哲学ってなんとなく実生活に直接的に影響がないように思えるし、なんだか小難しいイメージが一般的にありますよね。

 

まさに、そう感じて哲学を毛嫌いしてきた人向けの「実用書」です。

私自身も本書を読むまでは、答えのない問答をひたすらグルグル思考を続けるだけで、答えを聞いてもどうせ意味がわからない。

といった印象だったのですが、考えが変わりました。

 

哲学からの学びは、その哲学者達が出した「結論」ではなく、その思考に至るまでに至った「プロセス」からこそ学びがあるんです。

 

なので、『武器になる哲学』では、そういった哲学から学びを得る方法から、その「プロセス」、そして今現在の実生活に活かしていく考え方などが紹介されています。

『武器になる哲学』はこんな人にオススメ

冒頭でも言いましたが、下記のような人に本書はオススメです。

  • 哲学と聞いてもぱっとこない
  • 高校の倫理の時間に色々難しいギリシャ語を習ったけど何一つ覚えてない
  • 哲学読むくらいならビジネス書読んだ方が良くない?
  • 「我思う故に我あり」とかのあれでしょ?よくわかんない
  • 過去に哲学書入門的なのを読んで、寝落ちした

などなど

 

哲学に対してあまり良いイメージを持ってないけれども、哲学自体には興味がある!

最低限の知識や、教養として学びつつ、実生活にも生かしていきたい!

 

このように考えている人にとっては、読んで決して損はしない一冊にはなるでしょう。

『武器になる哲学』で印象に残った場所を2つだけ

本書では、哲学がなぜビジネスパーソンにこそ必要なのか、そしてどう実生活に生かしていくべきなのかといった部分から、

具体的に哲学者の思考やその思考に至るまでの「プロセス」を基にした50のキーコンセプトを学ぶことができます。

そこで今回は私が「なるほどな、明日から使えそうだ」と特に思った部分をピックアップしつつ、自分なりに紹介していきます。

嫉妬や憎悪や劣等感は、多くの価値判断を鈍らせる

人間誰しもが抱えている、嫉妬や憎悪、劣等感など、他人に対するいわゆる「やっかみ」のような感情。

これを、ルサンチマンと言います。

ルサンチマンは、あらゆる私たちの判断基準を鈍らせてしまいます。

結果として、その判断が嫉妬という感情から、自己を正当化させるためなのか、どうかわからなくなってしまいます。

ルサンチマンを抱えた個人は、その状況を改善するために次の二つの反応を示します。

①ルサンチマンの原因となる価値基準に隷属、服従する

②ルサンチマンの原因となる価値判断を転倒させる

武器になる哲学』 より引用

一見難しそうですが、理解すれば簡単です。

①ルサンチマンの原因となる価値基準に隷属、服従する

 

①について簡単に例を用いて説明すると、こんな感じです。

例えば、周りの友人や知人がみんな、車を持っていたとします。

そうすると、嫉妬や劣等感にも似た感情、ルサンチマンが生まれます。

 

①その価値基準に隷属、服従するとあるように、周りと同じように車を購入して、そのルサンチマンの解消を図ります。

周りと同じように車を買うことで、「車を持つことは良い」という価値基準に隷属、服従するということです。

②ルサンチマンの原因となる価値判断を転倒させる

 

②はもっと簡単です。例を用いて説明すると、下記の通り。

友人はAirPods proを持っており、羨ましい。

自分はお金がなく、買えない。

 

ここでルサンチマンが生まれます。

こうなると、どうするかというと

 

Airpods proなんてApple信者ばっかり付けていて、みんな付けているからダサい」

AirPods proなんていらない。安いイヤホンで音楽聴くだけなら十分だ」

と、自分のルサンチマンを消そうと、価値観を転倒させてしまいます。

こういった経験は私自身よくありますし、誰しもが多く経験しているんじゃないでしょうか。

改めてこう指摘されると、普段なんとなくしている判断も、それはルサンチマンを消そうとして無理に価値観を転倒させてるだけなんじゃないのか?

と常に自制しながら判断していく必要がありそうですね。

 

例えば、大企業が正解、ベンチャーが正解、フリーランスが正解などなど色々な働き方について議論が飛び交っていますが、

闇雲に「〇〇という働き方は無駄」と判断するのではなく、それはルサンチマンという感情抜きの判断か?

としっかり考えておかないと危険な未来を生み出す判断をしかねません。

誰しもが、それぞれのコミュニティで違う「顔」がある

本書では、誰しもがペルソナという仮面をかぶって生活しているといいます。

確かに、これは納得できる人が多いと思いますし、言われなくてもみんななんとなくそうですよね。

 

会社での自分と、両親の前での自分、そして恋人の前での自分。

それぞれが全部同じ自分ってことはないですよね。

 

昔までは、これで良かったかもしれません。

 

例えば、仕事では仕事ができるスーパー上司であるけれども、家に帰ったら奥さんに尻に敷かれている。そして休日には、会社の同僚とゴルフに行く。

この生活では、色々なコミュニティや環境によって、違う顔があり、それぞれの顔があるからこそ、この人は成り立っています。

 

でも、近年ではスマホやSNSの発達によって、それぞれのコミュニティや時間軸における境界線が薄くなってきました。

 

学校では辛いことがあっても、家に帰れば両親が優しくしてくれる。

 

みたいな環境は過去にあったかもしれませんが、スマホなどの発達によって、家に帰っても、学校のことは実生活に影響してきます。

それぞれのコミュニティで、違う仮面を付け替えて、ストレスを軽減したりができないんです。

こうなると、現代のストレス社会というのがひどくなっているのにも頷けますよね。いわゆる、逃げ場がないという状況ですね。

 

なので、会社で辛いことがある、学校でしんどいことがたくさんある。

そうであれば、他の場所での息を求めるのも大事ですが、それ以上にその辛い仮面を被っている環境から「逃げる」ことが大切である。

と本書では書かれています。

今回は、2つだけ紹介したけど、哲学から学ぶことは多い

今回紹介した2つの部分ですが、「ルサンチマン」や「ペルソナ」といった単語自体はなんか小難しく、哲学っぽいですが

その単語をもっと簡単なものに置き換えたら、哲学の話っぽくないですよね?

 

こんな感じで、昔の人の思考を借りつつ、現代社会でどう生き抜いていくのか、といった部分が学べる良書でした。

 

哲学書と捉えず、「大昔と同じような大失敗を犯さずに現代を生き抜く攻略本」として捉えると良いかと思います。

また、哲学書の関連本として、下記の『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』も非常に面白く、読みやすかったです。

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まとめ:哲学書の入門編として最適すぎる。哲学書にハマりそう。

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最近では、哲学書を、歴史の時系列に並べただけの本ではなく、どう実生活に活かしていくのか。

そんなノウハウが詰まった本が増えています。

この本も、その中の一冊です。

少しでも興味を持った方は是非読んでみてください。

一読して損はないと思います!

それではっ!